JLCPCBに発注したPCBが到着しました

JLCPCBに発注したPCBが到着しました。発注から到着まで8日でした。製造の進捗や、配送状況は、JLCPCBの注文履歴画面で確認できます。今回発注した、基板の大きさは5cm角のサイズでした。そのため、品物は郵便ポストへの投函でした。

到着したPCBを見てみましょう

JLCPCBに発注したPCBは、青い段ボール箱に入って送られてきます
製造されたPCBは青い段ボール箱に入って送られてきます

発注したPCBは、JLBPCBのロゴが入った、青い暖房る箱に入っていました。この箱を開けるとこんな感じです。

段ボール箱の中身はこんな感じです
段ボール箱の中身はこんな感じです

発注したPCBは、シリカゲルと共に、厚手のビニール袋に入っていました。少し調べて見たところ、吸湿したPCBは色々と問題があるようです。JLCPCBは湿気にも配慮をしてくれているようです。では、基板を見てみましょう。

JLCPCBで製造してもらったPCB
JLCPCBで製造してもらったPCB

今回ははんだ付け部分は標準のHASL処理にしました。これは、露出した銅箔部分にはんだを塗布する処理です。そのため、ランドは銅色ではなく、銀色となっています。JLCPCBでは、HASLの他に、無鉛HASLとENIG(ニッケル金メッキ加工)が選べます。

部品を植えて組み立てる

出来上がったPCBに部品を植えて、組み立てることにしました。しかし、実際に部品をはんだ付けすると、はんだの乗りが良くありません。色々と試してみたところ、こて先の温度が低すぎたようです。通常、こて先の温度は310℃に設定しています。しかし、今回JLCPCBで作ったPCBにはんだ付けを行う場合、350℃くらいが良いようです。ただし、温度を上げると、はんだの酸化により、はんだが粘ってきます。はんだが粘ってきたら、こて先に少量のフラックスを付けることで解消できます。

出来上がり

JLCPCBに発注した基板を組み立てて作ったヘッドホンアンプ
JLCPCBに発注した基板を組み立てて作ったヘッドホンアンプ

始めてプリント基板の設計をし、JLCPCBにPCBの製造を発注してみました。最初は、右も左も分からず、どうなることかも思いました。しかし、何とかなるものです。実際に組み立てたヘッドホンアンプを使ってみました。しかし、心配していた設計ミスは無く、一発で音が出ました。

JLCPCBでは、利用者登録してから三か月は、100mm角までのPCBを5枚2ドルで製造してくれます。この割引が終わった後も、5枚で4ドルです。手配線の手間を考えたら、お得だと思います。

全くの素人がPCBを発注した結果

全くの素人が、PCBを発注しました。当初は、設計ミスや、配線ミスを恐れていました。しかし、実際には杞憂でした。基板設計用のEDAソフトに搭載されたチェック機能は強力で、どんな小さなミスも見逃しません。また、感動するほど便利なAuto Route機能を使えば、素人が数時間かけて行う作業が数秒で終わります。

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