何を以て環境対策とするのか

GSL以前、このブログで批判じみたことを書いたGSL(グリーンサイトライセンス)のお誘いがまたやってきました。

個人的には、この活動には懐疑的なのですが、これを生業にしている人がいるならば、批判することはこれを妨害する事にもなるので、件の批判につきましては若干反省をしております。

仮に、地球温暖化に抗う事が環境対策とするならば、他にもするべきことが沢山あるでしょう。まず、そもそも二酸化炭素の増加が地球温暖化の要因というひも付けがされてしまっているようですが、これとて完全に証明された事実ではありません。地球からの輻射熱放散を妨げるという意味では、より分子量が多い、例えばメタンのようなガスの方が断熱効果が高いはずです。しかも、二酸化炭素と違い、水に溶ける割合も少ないので、より長期間にわたって空気中を漂うはずです。しかも、メタンは人間の営みに沿うようにより大量に発生するようになっています。その一つが牧畜です。乱暴に言えば、消費する食肉の量を減らし、その分を野菜で補えばメタンの発生は抑えられるでしょう。

仮に、二酸化炭素の増加が地球環境の破壊につながるのであれば、CH(炭化水素)の含有量の少ない燃料を使うことが手っ取り速い解決策でしょう。批判はあると思いますが、原子力発電は近視眼的に見た場合もっとも環境負荷の少ないエネルギー源でしょう。

植樹も結構なのですが、もし地球環境を少しでも良くしようと思うなら、更に広い視野を持つべきです。「何もしないよりはまし」という批判もあるでしょう。ただ、何もしなければ少なくともあなたの吐き出す二酸化炭素量は減るのですよ。何もしないことが正義・正解である場合もあるのです。

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