地味に回復中

今月に入ったあたりから、一時の円高が収まりつつあります。それに併せて日経平均株価もいつの間にか9000円を超え、多くの投資信託の基準価格もじわりと上昇しています。
このまま一本調子で回復が続くとは思えませんが、なんとなく最悪の状態は脱したように見えます。10年もの国債の金利が1%を割り込んだ事で国債以外の金融商品にお金が流れ込んでいるのかも知れません。為替の変動は一度トレンドが出るとかなり長い期間続きますので、ひょっとしたら半年くらい掛けて1ドル100円程度まで回復するのかも知れません。もし、1ドル100円という事になれば輸出企業の収益は20%向上するはずですので、輸出関連株を中心に買い進められるのでしょう。そんな中で、東電の株価もじわり上昇しており、これは被災者・被害者の賠償を進める為に好ましい事です。
復興支援宝くじが販売されていますが、そんな宝くじを買うよりも投資効果が高くひいては復興の支援にもつながる東電株は今が買い時かもしれません。何れにせよ、上場廃止は回避され、国も支援をします。一部では国有化が叫ばれていますが、国民に対するポーズとして数人の役員が国から送り込まれるでしょうが、実権の無い役員でしょうから会社の経営方針が大きく変わることは無いでしょう。
という事で、20%のリターンしかない復興宝くじを買うよりも、かなりの確立で化ける可能性を秘めている東電の株を買うべきだと思いますね。これ、火事場泥棒でもなんでもなくって、被災者・被害者の支援にもなりますからね。

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